1952-02-06 第13回国会 衆議院 外務委員会 第3号
○山本(利)委員 最近に米国の上院を通過し、さらに本会議を経て下院にまわされるというようなお話がありましたが、下院においては昭和二十四年に、ジヤツド法案として移民法の改正というものがすでに通過している。このものと今回のものとは別個なものであるか。これは国家的に非常に重大な法案であり、しかもこのジヤツド法案については、私自身も本会議において御質問申し上げたことがある。
○山本(利)委員 最近に米国の上院を通過し、さらに本会議を経て下院にまわされるというようなお話がありましたが、下院においては昭和二十四年に、ジヤツド法案として移民法の改正というものがすでに通過している。このものと今回のものとは別個なものであるか。これは国家的に非常に重大な法案であり、しかもこのジヤツド法案については、私自身も本会議において御質問申し上げたことがある。
従来わが国民が米国へ入国する問題あるいは帰化の問題につきましては、御承知の通り、入国の問題については制限があり、帰化の問題については、従来まではできないという状態になつておりましたが、それに対して三年くらい前から、御承知の通りジヤツド法案というのができております。
いわゆるジヤツド法案だとか、ウオルター法案だとかいう法案が、米国の議会でいろいろ審議されておる模様であります。しかしながらジヤツド法案免ウォルター法案の関係も、現在まだ議会で審議中の模様であります。従つて日本人の帰化権の見通しと申しますか、そういう関係についてどういうふうになるか、どういう傾向でありますということを、われわれとしてはつきり申し上げる材料をまだ持つておらぬという状況であります。
(拍手) 以上、アメリカ下院において移民法修正に関するジヤツド法案が通過したことに対する感謝の意を申し上げるとともに、われわれの要望を述べたのでありますが、私は、かつて一九二四年よりあしかけ六箇年の間米國に留学する機会を得まして、カリフオルニア州、テキサス州、ニユーヨーク等において四つの学園に学んだのでありますが、その間教授並びに学友諸君より與えられた厖大なる好意と常に公平なる取扱いについては感謝
ただいま山本議員から数箇條にわたりまして御質問がございましたが、このジヤツド法案は、御承知の通り目下米國議員におきまして審議中の懸案でございます。從いまして、この際日本政府といたしましての見解は遠慮いたしたいと思うのでございます。(拍手) ————◇—————
中華民國であるとかインド、フイリピンを除く日本、朝鮮、シヤム、インド支那、その他のアジア太平洋地域からのアメリカへの移民が今日禁止されている現情でありますから、このジヤツド法案によりますと、アメリカの移民法、國籍法におきまして規定されておりますこれらのアジア諸民族に対する人種的な差別待遇を撤廃するものでありまして、われわれはそういう点からして、この法案の今後の行方に対して非常な関心を持つている次第であります
○佐々木(盛)委員 そういたしますと、さしあたつて今かりにジヤツド法案が通過いたしたといたしますならば、この百八十五名の日本人の割当移民というものはどういう人によつて占められてしまうのであるか、そういう点の大体見通しがありましたら御説明を願いたい。たとえて申しますと、一般の希望者がこの百八十五名の中に含まれる可能性は、ほとんどないのじやなかろうかと考えられるわけですが……。